7.17
先発が長いイニングを投げて、中継ぎ、抑えがきっちり締める。
打線も好調のバッターが増えてきて、いいところで得点できるようになってきた。打順やメンバーを工夫しているのがプラスに働いているのも好印象。
もちろん穴もあるけど、投打ともに概ね形になってきた。
こういう試合をみると、やっぱり先発の重要性を実感させられる。
青柳は7回1失点で勝利投手。危ない場面もあったけど、結局失点はビシエドのソロホームランのみ。内野ゴロで打ちとるいつものピッチングでチームに貢献したうえに、今日は打席でもきちんとバントを決めて、得点に結びつけた。毎試合安定してるし、長いイニング投げてくれる。今シーズンは大きく飛躍してくれそう。
そんな青柳も、今日は7回で降板。まだいけそうな内容ではあったけど、久しぶりにスタメン起用された陽川が、3打席目でヒットを打ったことで、攻撃優先で代打で交代。陽川も結果が出てよかったなー。
この7回の攻撃が大きかったんだよなあ。
阪神サイドからすると、7回投げ終えて先発を代打で交代は悪くない。でも中日サイドからすると、苦しめられた青柳が代わってくれたのは流れを変えるチャンス。
阪神としては、なんとしても得点したい場面で、代走近本。木浪はバントを試みるも失敗。青柳もバントを試みるが近本が盗塁したことで、1ストライクとられたところから中谷へ交代。中途半端なところから打席に向かったせいか、力を出せず三振と、イマイチ攻めきれない。
このあと糸井がつないで2アウト1、3塁となったところで、好調糸原がタイムリー!
チャンスを拡大してくれた陽川、近本、糸井の活躍に報いると同時に、青柳が降板して、さあここから!という中日の勢いを削ぐ貴重な追加点。このイニングに得点できたことで、木浪のバント失敗のフォローもできたという、とにかく重い1点。さすがやな。
試合中にミスが出たときに、ミスした本人が挽回できれば一番いいけど、なかなかそう簡単にはいかない。選手どうしでカバーしあって、結果につなげたこの回の攻撃は、いまのチーム状態のよさが表れていた。
この勝利で4位に浮上。案外早く借金完済できるかも!?