高橋2勝目、ボーア10号!

8.25

5-1勝利

打って走って守って、楽しい試合だった。

大事なカード頭を任された高橋は8回1失点で勝利投手。もはや何も言うことはない、素晴らしい投球。まだ肩の状態が万全ではないのか、4点差の9回はリリーフに託したものの、本来なら完投していてもおかしくない内容。中継で見ていて感心するほどキレッキレのストレートを軸に、カットとツーシーム、スライダーも投げてたかな?ボールの質だけではなく、序盤はまっすぐ多め、中盤以降変化球を増やしながら的を絞らせない組み立ても見事。彼が1軍に復帰したことで、西、青柳、高橋、ガルシア、秋山、藤浪とローテーションが出揃った。まだシーズンは半分以上残っている。頼もしい先発ローテで巻き返しに期待!

なんやかんやでボーアもいい感じ。120試合のうち55試合終わったところで打率.240、10本塁打。もともと打率よりも長打を期待されていて、シーズン.250、20本塁打ぐらい打ってくれればOKという選手。打率も本塁打のペースも、期待通りといったところ。

いい意味で期待を裏切ってくれたのがサンズ。打率.272、9本塁打となかなかの数字に加えて、非常に勝負強い打撃が魅力。さすが韓国リーグ打点王のタイトルホルダーは違うね。

2人に共通しているのは、守備走塁で一切手を抜かないこと。特に、前評判の悪かった守備での貢献が大きく、チームとしては本当に嬉しい限り。打撃が落ち込んでいる時期でも我慢できるメリットは大きい。

これからますます暑くなってパフォーマンスが低下する可能性がある一方で、日本の野球に適応していくことで成績を伸ばす可能性もある。メンタル面もフィジカル面も、首脳陣がきちんと管理して、ベストな起用を心がけてほしい。

そして小幡がプロ初盗塁。4点リードの8回に代走で出場して、誘い出されながらも盗塁成功。結果どうこうよりも、盗塁が期待されている場面、そして警戒されている場面でスタートをきれただけで途中出場した甲斐があったと言える。内容については別途反省したらいい。おそらく、同点や1点差のゲームなら植田が起用されていたはず。点差が開いたゲームだからこそ、経験を積ませるために小幡を起用したと思われる。期待されてるぞ、頑張れ小幡!

そして陽川。

満塁ホームラン、見たかったなー笑

フェンス手前で惜しくも失速、それでも貴重な同点打。その後もあたりは悪いがタイムリーを打つなど、3番起用に応える働き。左投手に強いというのは大きなセールスポイント。相手先発が左のときは、もっとスタメン起用してもいいんじゃないかな。

心配なのは木浪。4回の守備で、首を軸に一回転するような、嫌な転倒があった。しばらく起き上がれず、その後は普通にプレーしてたけど、首は後から影響が出ることもあるからなあ。痛みがなくても、首脳陣がきちんとケアしてあげてほしい。