9.5
2-11敗戦
昨日の接戦をものにして、巨人との4連戦の初戦を勝利。優勝を狙うためには、勝ち越しではなく全勝しなければならない。
大事な2戦目は、早々に負けそうな雰囲気になってしまった。先発藤浪が5回途中11失点。
立ち上がりは順調に見えたけど、その後は結果が示すとおりの内容。打たれ始めたら止まらず、3回までに7失点。開き直って投げてほしい4回に立ち直りの気配を見せたかと思えば、5回に再び大崩れ。最後まで投げ切ることができず、残念な登板になってしまった。
確かに、審判の判定に苦しめられたのは否定できない。雨の影響で開始が遅れたことも影響したのかも。悪いながらも何とかしようともがいているなかで味方のエラーがあったのも痛かった。傷口が広がる前に交代できなかった事情も、こんな結果になってしまった要因のひとつだと思う。
しかし投球内容が良くなかったのも事実。ボールカウントが先行するとまっすぐ狙い打ちか四球、ストライクカウントが先行してもファールで粘られカウントを悪くしてランナーを出す。
初回と4回のように、持ち味を生かしたピッチングが出来ていれば問題ないんだけど、ふとしたきっかけでコントロールを気にしだして球威が落ちて、それでもコントロールが良くなるわけではなく、ただただ持ち味を失っていったような印象。
こんな投球をするたびに、藤浪がなんとも言えない表情をしているのが悲しい。大事な試合だということは当然わかってるだろうし、責任も感じているんだろうな…
今年はキャンプのころからすごく良かった。勝ち星がつかなくても、いいピッチングで何試合もゲームメイクしてくれた。
今シーズンは間違いなく良くなってる。最近は悪い投球が続いてしまっているけど、それは上がっていた状態が落ち着いてきて、その後調子を落としただけ。好不調の波は誰にでもある。
だから藤浪には、よかったときのピッチングだけではなく、悪いときにどうやって凌いでいたかも思い出してほしい。
ちなみに西の場合は「とにかく低めにボールを集める」を心がけるらしい。一流のピッチャーは悪いときの投球方法も心得ているんだなあ。
まあ今日は、早めに点差が開いたことで、勝ちパターンのリリーフは温存できたし、野手も主力を休ませることができた。糸原も復帰して、打席に立って守備にもついた。よかったこともたくさんあったということにしよう。
ただ、選手を休ませることができたのは巨人も同じ。互いに新鮮な気持ちで明日の試合を戦ってほしい。