9.15
3-6敗戦
まあ、試合としては楽しめた。先発投手が奮起するなかでの点の取り合い、駆け引き。両チームともに見どころのあるプレーがたくさんあった。
ただ、負けたらダメな試合で負けてしまったからね。巨人はマジック点灯、阪神は自力優勝消滅。巨人が強いのか、阪神が不甲斐ないのか、あるいはその両方か。
結局、7回の攻撃が空回りしたのが敗因なのかな。逆転された直後のイニング、ピッチャー菅野に代わって高梨。小幡が内野安打、近本が四球で0アウト1、2塁の場面。
チャンスで2番梅野というところで、阪神ベンチはバスターエンドランを指示。結果は空振り、2塁ランナー小幡はアウト、1アウト2塁。
ここは本当に難しい状況だった。負け続けている巨人相手に、絶対勝たなければいけない試合。ここで1点でも返しておかないとどうしようもない。リスクを負ってでも勝負を仕掛ける必要があったと思う。そもそも、9.5ゲーム差を本気でひっくり返そうと思うなら、当たり障りのない采配だけではなく、思い切った戦略も必要。ランナーへの信頼と梅野への信頼もあったはず。ベンチの意図も十分理解できる。
しいて言えば、高梨がコントロールで苦労していただけに、1ストライク取られてからのエンドランでもよかったかも。ファールもできないようなボール球を投げられての空振りだからね、エンドランの指示は悪くないとしても、仕掛けるタイミングが早かったかも?
高橋の交代時期、馬場の交代時期も賛否両論ありそう。
特に高橋。5回まではしっかり投げてくれてたし、6回までなんとか、という気持ちもわかるけど、ここは先日の広島戦のような細かい継投が必要だったかも。まあ、代えたから絶対抑えられるわけじゃないけどさ。
難しい判断が続いた試合。なにが正しくて、なにが間違っていたのかは結果論でしか語れない。それでも、9回ノーアウト1塁の場面で、代打福留はどうなんだろう。
ここ最近、というか随分遡っても結果が出ていない。だからスタメンから外れているわけで、最後の重要なところでいきなり打席に送られても、結果を残せる望みは薄い。案の定、いいところなく空振り三振。明らかに状態が良くない選手を、実績に期待して起用してはいけない場面だったと思う。
まあ、難しいけどね。ここで使える選手は、陽川、荒木、俊介、植田、坂本、江越、福留。陽川をもっといい場面で使いたいなら、左の福留、荒木、植田という考えもありそう。いや、本当に難しい。
とにかく明日、明後日を勝つしかない。今後の采配がうまくいくといいなあ。