10.5
6-1勝利
最近の不調の影響もあって、サンズとボーアがそろって欠場。特にサンズは昨日の死球の件もあるので、休息をとって、回復と復調に専念してほしい。
試合のほうは、サンズの代わりに高山、ボーアの代わりに原口が出場。猛アピールとはいかなかったが、助っ人の代役としては及第点の活躍。
大山のホームランは素直に嬉しい。甲子園で、しかも巨人戦で24本目。再び巨人岡本に並んでリーグトップへ。上位勢は岡本のほかにもヤクルト村上、広島鈴木、巨人丸、DeNAソト、サンズと、強打者ばかり。本拠地球場を考えると、いまの状態を維持しつつ、さらにペースアップしないとタイトル獲得は難しいが、この時期に可能性を残していることだけで素晴らしい。
近本もいい感じ。先頭バッターとしては言うことないが、得点圏でも打てる、長打もある、足も使える。序盤の不調は何だったのかというぐらい、いろんな数字をあげてきている。
それでも、今日のヒーローは高橋!
プロ初完投、1失点。いつものまっすぐ主体の投球ではなく、変化球を多投しながら巨人打線を抑え込んだ。無四球で安定感もあり、14奪三振。つまりストライクゾーンで勝負して、打者が見逃し、空振りがとれているということ。
打席でも頑張ってたなー。初打点を含むマルチ安打。意外とバッティングいいんやな。
ただ、9回の打席でのヒットは賛否が分かれそう。
5点リード、完投目前、連戦のためリリーフを温存したい、高橋にはピッチングに専念してほしい。しかし相手は巨人、チャンスがあれば1点でも多く得点したい。
高橋は全力でスイングしてヒットを打つと、ベースランニングでは全力疾走も見られるなど、良く言えば全力プレー、悪く言えばピッチングを考えないプレーだった。
個人的には、ピッチャーの無気力な打席は好きではないので、打席でも頑張るピッチャーは好感が持てる。しかし試合展開やいまのチーム状況を考えると、あえて三振してピッチングに専念するのもチームバッティングだったと言えそうで、難しいところ。
大事なのは、こういう状況で各選手がどう動くべきかをきちんと意識統一しておくこと。ベースカバーや中継プレーなど、まだまだチームに落ち着きがないような部分がある。
隙を見せたら、あっという間に3位、4位と転落していく。さすがに優勝は難しいだろうけど、しっかりした試合、おもしろい試合をみせてほしい。