ガルシアよ…

10.20

1-5敗戦

序盤の大量失点、反撃の遅さ。負ける要素に満ちた試合だった。

それでも、今日はいい守備がたくさんあったのは好印象。

2回の表、1アウト1塁の場面。坂倉のレフトへの2塁打で、1塁ランナー西川のホーム生還を阻止したサンズ-小幡-坂本のプレー。

サンズはうまくクッションボールを処理して小幡に送球、小幡は強く正確に坂本に送球、坂本はランナーの走路を塞ぐことなく流れるようにタッチ。

誰かがミスしていたら、西川の足であればホームインしていたと思われる。坂倉は1打点損したね。

ガルシアの立ち上がりがそれほどよくない今日の試合。ランナーをためてじっくり攻めても良さそうな状況だったのに、こんな微妙なタイミングでサードベースコーチがGOサインを出すということは、阪神の守備が他球団からの評価が低いということなんだろうね。実際、エラーは多いし、記録上はエラーではないが怪しいプレーも多い。

こういう好守を増やしていけば、相手チームの戦略が変わってくる。微妙なタイミングでランナーが自重してくれれば、バッテリーは次のバッターと勝負できるわけで、すごくありがたいはず。糸井がライトフェンス際の打球を好捕するなど、今日は守備でガルシアを助けるプレーが目立ったね。

ただ、それでもガルシアがピリッしない。四球が多い、先頭バッターを出塁させる…。ガルシアはストライクゾーンのなかで勝負しないと良さが出ない。今日のピッチングは印象悪かったなあ。

怪しくなったらすぐ交代できるという意味でも、やっぱりリリーフのほうがいいんじゃないかな。ここ最近の1軍マウンドを見ている限りでは、先発登板は厳しいかもしれん。

代わった伊藤も、先頭バッターに四球、小幡の走塁妨害、犠牲フライと、流れの悪さを断ち切れない。

守備で盛り上がり、守備で盛り下がる。やっぱり阪神は守備やなー。好守連発の小幡も、判断力が求められるプレーには慣れや経験が必要ってことか。若手はとにかく起用しないと上達しないんやな。

そう考えると、CSのない今シーズンは、新しい選手を使いやすいといえる。露骨な捨て試合は勘弁してほしいけど、2軍で結果を出しているなど、根拠があって起用するなら大歓迎。小幡、井上ときて、西純矢あたりが上がってきたらおもしろい気もするが…