11.5
8-7勝利
序盤から点の取り合いで、ようやくゲームが落ち着いたのは5回ごろ。
まさか西の試合でこんな展開になるとはね。2回途中7失点。
内野安打、四球、クリーンヒット、悪送球、エラー、二盗、三盗、本盗と、ミスも絡んでとにかくやりたい放題やられた。
よくないときの西は、たいてい長打を打たれるか、味方のエラーで苦しめられるパターンが多いので、今日みたいに「どうしようもない」というピッチングは珍しい。
イニングを消化できず、防御率も大きく悪化したことで、タイトル争いは絶望的になった。
それ自体は、ファンとしてもすごく残念。シーズン最終盤にきてタイトルを狙える位置にいながら、最後の登板で大量失点。まあ、ライバルに逃げ切られたわけではなく、自分のピッチングが原因だから納得はしてるのかなー。
それに、今シーズンの西の活躍にケチがついたわけではないからね。
21登板、11勝5敗、4完投2完封。投球回147.2、防御率2.26。
四死球が少なく、毎回安心してマウンドを任せられる。長いイニング投げてくれるから、連戦続きの今シーズンは特にありがたい存在だった。
フィールディングもうまいし、バッティングも積極的。あらゆる面でチームを牽引してくれた、間違いなく阪神のエース。
タイトルは来年も狙えるさ。何も気にせず、胸を張ってシーズンを締めくくってほしい。
それに今日は、最大6点差をひっくり返した野手も見事だった。
13安打8得点。特定の誰かが大活躍したわけではなく、みんなでつないで得点を重ねた。
野手のタイトル争いは、近本が31盗塁でトップ。2位と8差で安全圏と言えそう。
大山は、84打点で村上と並んで2位。ただしトップの岡本が91。やや厳しい。
しかし本塁打はトップと2本差。固め打ちが得意な選手だけに、こちらは十分期待できる。
優勝を逃し、CSもない今シーズン。引退や退団、戦力外通告といった暗い話題も多いいま、タイトル争いや個人成績は前向きに盛り上がれる。諦めずに頑張ってほしいね。