11.17
矢野監督の発言によると、現時点の藤浪の起用法は、中継ぎではなく先発を予定しているらしい。
「先発のほうが、チームにとっても藤浪にとってもプラスになる」としたうえで、縦に曲がるスライダーの習得を提案しているとか。
いわゆる「抜け」や「引っかかり」がなくなるほか、ヒジがあがってボールに角度がつく、ベース盤上に投じることで空振りをとれるなどのメリットがあるらしい。
先発か中継ぎか。個人的には中継ぎが良いと思うけど、いまはなにも言うまい。
それより気になるのは、なんやかんやと藤浪に注文を出しすぎている感があること。
監督、コーチ、プロ野球解説者やOBまで、いろんな人が藤浪にアドバイスを送ってきた。内容そのものの良し悪しは分からないし、全てが無駄だったとは言わない。しかし多すぎる情報量は結果的に藤浪を苦しめることになってしまった。
せっかくうまくいきだしたのに、また変化を求めるのは危険な気がするなー。そもそも今シーズンの藤浪の復活は、オフに参加した「ドライブライン・ベースボール」のセミナーなど、自分で考えて実践したことの影響が大きいんじゃないかな。
藤浪の今シーズンの活躍を間近で見てきた監督が、復活を確信し、さらなる飛躍を期待して提案していることだろうし、意図もよく理解できるんだけど…
ファンの望みは、先発・中継ぎどちらで投げるにしても、のびのびプレーして結果を残してくれること。内容も成績も充実させられるシーズンになってほしいね。