11.27
今シーズン限りで阪神を退団した能見だが、オリックスが本格的に獲得調査をおこなっているらしい。
今シーズンは38試合に登板して、1勝0敗1セーブ、防御率4.74。
現役続行を望む能見と、左のリリーフを補強したいオリックスの思惑が一致しており、交渉解禁となる12月7日以降、すぐにでも具体的な交渉ができるよう準備しているとか。
ポイントは、この獲得は「コーチ兼任」という点。
まだまだ余力を残しているものの、来シーズンは42歳になる能見。オリックス側としても、往年のように投手陣の中心としてバリバリ投げてくれる期待よりも、豊富な経験を生かした若手の育成への期待が大きいんじゃないかな。
5年連続Bクラス、2年連続最下位と、厳しい戦いが続いているオリックス。大きな変化が求められるなかで、すでにヘッドコーチを含む3名のコーチ就任が決まっており、ここに兼任コーチとして能見を迎えることができれば、指導者側の「血の入れ替え」ということになる。なにがなんでもチームを変えたいという、オリックスの本気度が伝わってくる。
あとは能見側がどう反応するか。兼任コーチとして後進の育成も担うのか、あくまでも純粋に選手としての契約にこだわるのか。続報が待たれる。