11.30
金銭トレードで、巨人の山本選手を獲得。
今オフ最初の補強は、2016年ドラフト5位の内野手。捕手以外全般を卒なくこなせる器用さと、粘り強い打撃が持ち味の27歳。通算成績は、打率.234、出塁率.324。
選手の成績に関わらず、補強に賛否はつきもので、今回も様々な意見があるみたい。
個人的には、非常におもしろい補強だと思っている。
いまの阪神に必要なのは、絶対的なレギュラー。しかしせっかく伸びてきた生え抜きの選手たちの出場機会が少なくなるような補強は望んでないし、そもそもそんな完成された選手を獲得するのは難しい。年齢がネックになることも懸念される。
その点、今回獲得した山本選手は、補強ポイントの二遊間を守れるうえ、悪くない打撃成績で、まだまだ選手としてこれからといえる年齢。糸原や木浪、北條の世代の競争相手が増えることで、チーム力の底上げに期待できる。レギュラー格の選手が育つ可能性あり。
それに、他球団の選手が新たに加わるというのはチームの指導方針や育成方針を見直すチャンスでもある。
即戦力ではなく、チーム内競争を激化させるため、代謝を活発にするため、今回の補強を前向きにとらえたい。
もちろん、山本選手自身がバリバリ活躍してくれるのも大歓迎。はやくチームになじんで、古巣を見返すようなプレーを見せてほしい。