西の契約更改

12.2

西が、現状維持の2億+出来高で契約更改。

移籍後2年連続、オリックス時代から換算すると3年連続での2桁勝利。チームトップタイの11勝、防御率.226は自己ベストでリーグ4位。投球回はトップの大野と1差の147.2。QSは17で12球団トップ。4完投2完封。バッティングセンスがあり、打席でも手を抜かない。フィールディングがうまく、甲子園でも安心。

もはや悪いところを探すほうが難しい。ほんと、阪神にきてくれてありがとう!

どこをみても素晴らしい成績のなかで、特に価値のある投球回147.2。

西の登板は21試合。単純計算で、毎試合7回以上イニングを消化してくれている。

120試合制で、過密日程のなか開催された2020シーズン。中継ぎの負担を軽減することが例年以上に重要視されているなかで、この数字の持つ意味は重い。

そのうえ阪神の本拠地甲子園は屋外球場で、天候次第で中止になることも多く、想定外の連戦に苦しめられることも。イニングイーターが再評価されたことで、西の存在価値を再確認できた。

そんな西も、現状維持での契約更改。4年契約の2年目だから当然と言えば当然なんだけど…。

チーム内でも屈指の活躍だった西を現状維持としたのは、他の選手の査定を厳しくする口実かも?

これもコロナの影響か。親会社の赤字幅は相当なものらしいし、仕方ないのは間違いないが、プロ野球界に夢がないのはさびしい。

来シーズンは、なんの心配もなく開幕できるといいなあ。