ゴールデングラブ賞の在り方

12.28

ゴールデングラブ賞とは…

卓越した守備によりチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレーを基準として、セントラル・リーグ、パシフィック・リーグそれぞれ、各ポジションから9名を選出し、「守備のベストナイン」として表彰するもの。総合的な技能を基本として選ばれる従来のベストナインとは観点を異にしている。新聞・通信・テレビ・ラジオ各媒体の現場取材歴5年以上のプロ野球担当記者による投票で選出される。

…とのこと。

圧倒的多数票で選出されることもあれば、激戦区から僅差で選出されることもあるが、最終的に選ばれた受賞者の面々に対する異論や不満はない。

ないが、明らかにあり得ない選手に投票されることがあるのは毎年非常に気になる。

かつては阪神のマートンに投票されるなど、不思議な票もあった。もちろんマートンは素晴らしい選手だったが、守備に関しては他に選ばれるべき選手がたくさんいたように思う。なにより、「卓越した守備によりチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレーを基準」とした場合、相応しいかどうかは疑問だった。

取材歴5年以上の記者たちは、そういう選手たちを選出するだけの理由を説明できるのかな。

メジャーではそのあたりは完全に公開されていて、批判された場合は具体的にデータを提示するなどして反論するケースもあるが、日本は匿名。しっくりこないなあ。

付き合いがある選手に投票したりすることがあるのだろうか。または、投票しなければ取材に応じないような選手がいれば、嫌々投票することもあるのだろうか。

ほんの少し不可解な票があるだけで、賞そのものの存在価値が疑われてしまう。

現役選手が憧れる立派な賞であり続けるためにも、やり方を見直す必要があるかもね。

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