大山、無理する必要はない

2.13

前日の背中のハリを訴えて、途中交代となった大山は、大事をとって別メニュー調整することになったらしい。

心配やな。キャンプ前からみっちり準備してきただろうし、キャンプインしてからはチームメイトとの競争もスタート。新キャプテンに任命された責任や、実績を残した翌シーズンへの意気込みなど、並々ならぬ熱意があったはず。

これまでのプロ野球生活のなかで、ケガやコンディション不良で欠場はほとんどなかった。状態が上がらないなかでも4番を任され続け、結果を出せず打順を下げられても腐らずひたむきにプレーする姿が印象深い。試合中は、ボテボテの内野ゴロでも、内野フライでも一塁ベースまでの全力疾走を欠かしたことはなく、矢野監督の目指す野球を体現している選手のひとり。

そんな彼が、コンディション不良で別メニュー調整。もどかしさや悔しさもあっただろうけど、まだ開幕していないどころかオープン戦さえはじまっていないのが不幸中の幸い。この時期に無理する必要は一切ないので、とにかく治療優先。この別メニュー調整は英断だと信じている。

そして、大山がいないと打線に迫力がない…と他球団に思われないように、野手陣には一層奮起してほしいところ。明日の練習試合に注目やね。