2.20
沖縄で行われた中日との練習試合に先発登板した西純矢。
結果は4回3失点。
ファンなら誰もがご存知のとおり、この時期は結果よりも内容が大事。結果が出なければ開幕1軍の可能性は低くなるが、結果だけを求めるような調整も望ましくない。
特に西は、高卒2年目の若手で、プロとしてのキャリアも浅い。周りの先輩と競争しつつも、まずは自分のやるべきことを実戦のなかで試すほうが優先。
今日の西は、初回に3失点したものの、2回以降は無失点。
初回は、明らかにまっすぐ中心の組み立て。打者の空振りが少なく、タイミングを合わせられている状況でも、まずは最も自信のあるまっすぐで勝負していくという目的があったように見受けられた。このピッチングを貫いて、打たれたことも抑えたことも大きな収穫。
2回以降は、変化球を増やしてシーズンさながらのピッチングを披露して、無失点。
自身の強みや、さらに強化していきたい部分、補いたい部分が見える、非常に効果的な実戦登板だった。
同期の井上は結果、内容ともに充実しており、開幕1軍の可能性さえあるなかで、多少の焦りはあるかもしれないが、慌てる必要はない。間違いなく、着実に成長している。この調子で頑張ってくれたら頼もしい。