佐藤の4番デビュー

5.2

甲子園での広島戦は、7-3で勝利。

今日は、大山の積極休養にあわせて佐藤が4番サードでスタメン出場。楽しみなオーダーでスタートした試合で5打点を稼ぐ期待以上の大活躍。

2点ビハインドの5回裏に満塁ホームラン、3点リードで迎えた6回の打席でタイムリー。1割台だった打率は、気づけば.252と、ずいぶん見栄えがよくなり、打点はリーグで単独2位、本塁打は単独3位。練習試合とオープン戦で活躍したぶん開幕後のマークは厳しくなり、結果が伴わない試合もあったが、徐々に適応してきたのかな。もしくは、下位打線で自由にやらせるより、責任のある打順を任せるほうが性に合っているのか?なんにしても、大山が健在で佐藤も元気というのが頼もしい。この感じなら、サンズやマルテもうまく休ませることができそう。しかも負けているときのテコ入れではなく、勝っているうちに自ら動くというのも大きなポイント。このへんも矢野監督らしい、大胆な采配。

ガンケルは5回3失点で勝利投手。雨が降ったり止んだり寒かったり、投げにくいマウンドで、いつもどおりの安定感とはいかず苦しむ場面も散見されたが、それでも最低限の役割を果たしたのは見事。

彼は本当にハングリーな選手で、NPBで結果を残すために必死でプレーしている。ピッチングはもちろん、打席でもいっさい手を抜かない。無傷の5勝は、そんな姿勢が支えているんだろうね。

素晴らしい試合だったが、ひとつ残念だったのは陽川。大山の休養日にあわせて久しぶりのスタメン起用だったが、悔しい4タコ。再三のチャンスで凡退してしまったのも印象がよくない…。いつも結果を残せるわけではない世界なのに、数少ないチャンスを生かさなければならない立場。こういう起用は今後も必ずあるので、次こそ奮起してほしい。