6.2
甲子園でのオリックス戦は、2-1で勝利。
打線はやや停滞気味、リリーフも打たれ始めている。今日は両チームの粘り合いのような試合で、なんとか踏ん張ってくれた。
一番の功労者は秋山になるのかな。6回途中1失点で勝利投手。好投手宮城に投げ負けない投手戦で、今シーズン初の黒星をつけた。
ただ、内容的には本人も語っていたとおり、あまり良くはなく、とにかく粘りのピッチング。時間をかけて丁寧に、低めに投げることを徹底した結果、6回途中降板ながらチームは1点リード。きちんと試合をつくってくれた。
北條も良かったね。昇格後いきなり今シーズン初スタメン、即結果。4打数2安打2打点。タイムリーは2本とも追い込まれてから、思い切りのよいスイング。その後のバントミスも含めて、良くも悪くも彼らしい内容だったかも?ただ、あのバンドの場面は、普通に打たせてもおもしろい場面だったかも。ノーアウト2塁でランナー近本。3塁まで進めてマルテ、大山で勝負、内野ゴロや外野フライでもOKというのももちろんアリ。しかし近本はシングルヒットでも2塁から一気に生還できる走力がある。今日当たっている北條にも期待して、北條、マルテ、大山で勝負というのも見たかった。
しかし北條は、打つだけでなく、送りバントや進塁打など、いわゆる小技を求められるタイプ。これから先の試合を見据えて、肝心なところでバントできるように備えさせておく意味でも、その日の成績に関係なくバントさせる采配には確かな効果がある。これはおそらく中野にも同じことが言える。
ランナーを返すバッティングができる選手、ランナーとして有能な選手は阪神ベンチにたくさんいる。そんななかで、現在のようになかなか打てない、リリーフも苦しいチーム状況において、とにかく一つずつ塁を進めてチャンスを拡大したいとき、バントできるかどうかが勝負を左右する。
北條は、状態がいいときは手がつけられないくらい大活躍してくれるのはみんな知っている。状態がよくないときでも1軍で存在感を示すためには、守備や小技で献身的にチームに貢献するプレーも必要。これからの活躍に期待やね。