高橋プロ初完封!

9.25

東京ドームでの巨人戦は、3-0で勝利。

両先発が好投するなか、終盤に畳みかけてそのまま逃げ切った。21日の中日戦以来となる久しぶりの勝利は格別やね。

今日はもう、先発の高橋が凄すぎた。9回128球でプロ初完封。被安打5、1四死球、13奪三振。なにも言うことはない100点満点のピッチング。ぽつぽつヒットは打たれながらも不安な印象は全くなかった。矢野監督も継投は頭になくて、8回も迷いなく打席に立たせたんだろうね。その8回の打席ではヒットで出塁、追加点の足掛かりになった。こういうときにピッチング優先でわざと三振しないのが阪神投手のいいところ。普段から打席を大切にしているからこそ、シーズン終盤の大事な試合でも結果を出せたんだと思う。

特に素晴らしかったのは9回のピッチング。不運な打球でランナーがたまって1アウト満塁まで攻められながら、焦ることなく、気持ちを切らすことなく、それどころかチームを鼓舞するような、最後まで球威が落ちない圧巻の投球内容。とにかく、何から何まで最高のパフォーマンスだった。岩崎、スアレスを休ませることができて、チームも勝利。これで明日は心置きなくリリーフを投入できるんだから、今日のピッチング意味はとんでもなく大きい!

打線のほうも、やっぱり上がり調子と見ていいのだろうか、菅野からよく打ったね。しかも立ち上がりで若干苦労している前半の菅野からではなく、尻上がりに調子を上げてきていた後半の菅野から打ったのがポイントやね。

それでも正直、7回の糸原のホームランはびっくりした。失礼ながら、まさかというか…。今シーズン2本目のホームランが、均衡を破る先制ソロ。しかも打ったのはインコーナーの厳し目のボールというのがまたびっくり。解説の方曰く「バッテリーとしては糸原相手にインコーナーのまっすぐを投げたのは、ヒットは打たれることがあっても、長打、特にホームランはないだろうという配球だったと思われる」とのことで、確かに菅野も驚いた様子だった。それだけに相手バッテリーに与える影響も大きかったはず。チーム状況によりなかなか打順は固定できないけど、それでもしっかり役割を果たしてくれる頼もしい打者やね。

近本、中野もよくやってる。阪神の野球は、やっぱり1、2番コンビが機能しないことにはうまくいかないもんな。苦しんでいる選手も多いけど、チームを引っ張る彼らが元気なのはありがたい。

この勢いのまま明日も戦いたい。ガンケルの投球と打線の奮起に期待やね。