10.13
東京ドームでの巨人戦は、2-2で引き分け。
ヤクルトが勝ったことで、優勝マジックは8、ゲーム差は2.5。また一歩追い詰められてしまった。
しかしそれでも、負けるよりはずっといい。引き分けたことで、まだまだ優勝の可能性を残すことができたと前向きに考えなければ。
実際、選手は非常に前向きで、とにかく物凄く頑張っている。西が2回途中で無念の負傷交代すると、代わった馬場がナイスリリーフ。そのまま次のイニングも好投すると、続く伊藤は3イニング、アルカンタラは2イニング、最後はスアレスで0封リレー。このアクシデントを乗り越えたリリーフ陣が今日のヒーロー。順調に成長している馬場、腐らず中継ぎで頑張るアルカンタラ、中継ぎ待機から期待以上の活躍を見せてくれた伊藤、最後はもちろんスアレス。誰が欠けていても引き分けには持ち込めなかったはず。
そして今日は、坂本の存在も大きかった。立ち上がりから苦しんでいる西を献身的にリードしたあとは、リリーフピッチャー4人と組んで彼らの0封リレーに貢献。打ってはタイムリーと今シーズン2初ホームランで2打点。肝心な試合を任されるだけのことはある。なんというか、「阪神の捕手は梅野だけじゃないんだぜ」と言わんばかりの圧力、プライドを見せつけられた感がある。
ここまであまり出場機会がなかった坂本は、他球団が持ってるリードに関するデータが少なかったりするのかな。能力的には申し分ないうえ、相手の意表をつけるとなれば、残り試合で坂本がキーマンになる可能性も十分ありそう。
9回 裏の最後のバッターに対する配給。
チェンジアップから 入りストレートは 全く投げず。何処かでストレートを投げると思うだろう。坂本は ベンチで ずーっと 相手バッターの癖とか見ているんだろう。
坂本、いいですよね。データに基づいたテクニカルな配球もできるし、変化球攻めやインコーナー攻めのような大胆なリードもできる。この3戦、2勝1分けの功労者だと思います。