10.31
元阪神、現ロッテの鳥谷が今シーズン限りでの現役引退を発表。
2003年のドラフトで阪神に入団して、2019年シーズンまで阪神で16年、2020年シーズンからロッテで2年の18年間のプロ生活。
通算成績は2243試合出場、2099安打、138本塁打、830打点、131盗塁、1055四球、打率.278。
主なタイトルは、ゴールデングラブ賞5回、ベストナイン6回、最高出塁率1回。
個人的に、本格的に野球観戦を始めたのは2014年ごろからなんだけど、その時にはすでに一軍でバリバリプレーしていた鳥谷は、メッセンジャーや藤浪、大和と並んで野球観戦の魅力を教えてくれた名手の一人。
毎日試合に出続けながら難しいプレーを淡々とこなしてチームに貢献する、派手さはないのにどこか華があってスター性抜群の選手。文句なしにタイガースの顔だった。
出場機会が減り始めたころから、彼の起用法などについて賛否両論さまざまな意見が出始めたように思う。成績不振のなかで継続される連続試合出場記録、サードへのコンバート後の復調、その後再び成績不振…。特に2018年以降は、ベテランの福留と糸井が頑張っていたせいか風当たりが強く、若手の起用を望む声も大きかったかも。
その後、出場機会を求めてロッテに移籍。阪神としては引退試合や幹部候補としての道を用意していたらしいけど詳細は不明。結局、ロッテでもそれほど出場機会には恵まれないまま引退。
阪神ファンとしてはきれいな形でお別れできなかったのは残念だったけど、移籍や移籍の経緯が原因で彼を嫌ったりすることはない。阪神で頑張ってくれたことはよく覚えているし、個人的にはいまでも大好きな選手の一人。
プロ野球選手の引き際は人それぞれ。一方的に戦力外を通告される選手もいれば、自分で進退を決めることができる選手もいる。
進退についても、余力を残したままスパッと辞める選手もいれば、ボロボロになるまで戦い続ける選手もいる。
鳥谷は自分の意思で移籍、そして引退を決めた。きっと後悔はないはず。
本当にお疲れ様でした!長い間ありがとう!