6.20
元オリックス、現3Aのロドリゲス。30歳の内野手で、3Aでの3年間通算で打率.295、本塁打60。今シーズンは45試合に出場して、打率.272、本塁打12、打点46。ポジション主にファースト。右投げ右打ち。
オリックス時代はケガもあって1年間で帰国。おそらく今回も単年契約で、年俸は推定3300万円とか。
すごいニュースやね。マルテはケガ、ロハスは低調。今は投打ともにうまくいっててあまり目立ってないけど、優勝を目指すとなれば助っ人野手の力は必須。今シーズン中の復帰と復調の可能性より、新しく獲得してくるほうが確実性が高いと判断したのかな。
3Aでの数字はいい感じ。バリバリ活躍できる年齢なのも嬉しい。僅かな期間でも日本での野球を経験していて、そのうえで再来日を選択したってのも頼もしい。年俸が安いのはスカウトの頑張りなのか、実は不安要素もあってのことなのか…。まあ、メジャー経験なし、故障歴あり、シーズン途中での加入ならこれくらいが妥当なのか?
ほぼファースト専門ってことは、大山とマルテとポジション重複。現時点では大山との競合やね。
なんにしても助っ人外国人は使ってみないことには分からないからなー。前評判が良くてシーズンでさっぱり、前評判はそこそこなのにシーズンで活躍するなんてザラにある。特に阪神は野手が鬼門。低調のまま使い続けているうちにシーズンが終わってチームも下位へ…ってことが何回もあった。
でも、ファーストで絶好調の大山を動かすのは忍びないなあ。もちろん、現役のうちは常に競争、立ち位置が確約されているのはほんのひと握りの選手だけ。優勝のために助っ人野手は必須で、ファーストでしか起用できないならチームとしてやりくりするのも当然のこと。
とはいえ今の大山は絶好調。チームの勝敗の鍵を握っていると言えるほど、攻守で圧倒的な存在感を示している。できればこのまま5番ファーストでシーズン完走してほしいのも事実。
このタイミングでの新しい助っ人が加入するってことは、随分前から獲得に向けて本格的な調査や交渉を行っていたはず。それこそシーズン序盤の地獄時期から動いていただろうから、チームも大山もここまで躍進するとはイメージしてなかったんだろうね。
ロドリゲスはいつから合流するのか、どれくらい我慢するのか、大山をどう生かしていくか。首脳陣のセンスが問われるね。