7.26
ここ数年、頻繁に議論されている制度。
所属球団で出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化させるためのもので、現行案は各球団が任意で2名以上の選手リストを提出し、最低1人以上獲得、1人以上が他球団へ移籍する。今シーズンのオフに実施するために最終調整を行なっているらしい。
選手の救済になる制度なら大歓迎。出場機会が増えるのはいいことだし、環境が変わってパフォーマンスが良くなることも考えられる。プロで活躍できる年数は限られてるんだから、これをきっかけにして従来のトレードも活性化してほしいと思う。
ただ、狙い通り、うまくいくかどうかはやってみないと分からない。
この制度のポイントは「出場機会に恵まれない選手」の救済。一軍で活躍できる実力、センスはあるけど出番がないという意味だと思うけど、ここの定義をはっきりさせておかないと戦力外の選手や高額年俸の選手を放出する場になりかねない。
移籍先での一軍登録日数を保証するならチャンスは増えるだろうけど、そうなればなおさら戦力になりそうな選手は出したくない。
所属球団に対象選手を選ばせるというのが良くないのかな。選手自ら手を挙げる方法なら幅は広がりそう。でも球団に残ることになったら気まずいやろうな…。
もしくは、球団がプロテクトリストを作って、漏れた選手の中から他球団が指名するとか?でもあらかじめ育成契約にしておけば指名から逃れることが出来たりすると無意味やな。本当に野球界のためになる制度にしたいからこそ、検討には相当の時間が必要。
でも検討するだけで行動できないのが一番ダメという考え方もある。とりあえずやってみないと分からない部分も多いので、今シーズンオフに実施する方針で進めていいと思う。続報に期待やね。