8.31
甲子園での広島戦は、6-5で勝利。
今日も1点差、終盤に決勝点、リリーフ勝負で勝ち切った。
しかし展開はずいぶん違った気がする。いきなりゲームが動いたり静かになったり。連打、長打、四死球でピンチやチャンスを迎えて抑えたり打たれたり。
今年の広島戦は本当にしんどい。ワンプレーの重みを強く感じさせられる。
伊藤は5回5失点か。これまでも、そして今日も状態やピッチング内容が悪いようには見えないのに白星からはずいぶん遠ざかっている。もちろん打たれているボールはそれなりに甘かったり狙われていたりするんだろうけどさ。広島戦の難しさに押し負けた感じなのかな。
今日のポイントは6回に投げた岩崎。5回表に逆転され、その裏に同点に追いついたことを考えると非常に大事なイニング。0で抑えるだけでなく内容も重視したいところで3人でピシャリ。
もともと中継ぎで登板して後ろに繋いでいく役割に適性があった選手やからね。リリーフを器用にこなしていくなかでやや玉突き人事気味にクローザーになって、それでもよく頑張ってくれていたけど中継ぎのときのような安定感は続かなかった。
クローザーも適性あり。しかし最適性は中継ぎ、それもセットアッパーと見た。このまま湯浅、浜地と併用しながら勝ちパターンを固めてほしいね。
こういうことが検討できるのもケラーの復調のおかげ。一度抹消されて、戻ってきてからは前評判どおりの活躍を続けている。抹消期間中も腐らず努力を続けて、復調を目指すだけでなく落ちる変化球の習得にも意欲的だったとか。
そしてこれが大当たり。まっすぐとカーブと新たに習得したスプリットを併用しながら凡打の山を築いている。敗戦処理や大量リードの場面でコツコツ結果を残してクローザーに返り咲いた。阪神のリリーフ層は相当厚いので、これは本当にすごいこと。というかもはや彼自身も鉄壁リリーフ陣の一角。少し出遅れたけど残り試合で巻き返しは十分可能。どんどん本領発揮してほしいね。