これからの糸井さん

9.5

今後について近日中に話し合いを行う予定とか。一部報道によると引退か退団かって噂も出てるみたいやね。

ここまで61試合に出場して、打率.222、本塁打3、打点22。

大幅な減俸を受け入れて臨んだ今シーズンは、開幕前から並々ならぬ意気込みを感じさせられた。キャリアゆえの特別扱いは拒否して、若手と一緒に早出練習や居残り練習する姿もよく見られた。

開幕スタメンは自力で勝ち取って、チームは勝てないなかでもしっかり数字を残していた。ところが5月にコンディション不良で抹消されて以降は成績が低迷。一軍に戻ってきても出番がない日も多く、出場しても攻守でらしくないプレーが続いた。特に代打での打率が.083というのが難しいところで、手薄な代打の切り札としても計算しにくい。

序盤のころは本当に状態が良さそうで、もっともっとスタメンで使ってもいいのになーと思ったぐらい。しかし腰のケガで抹消との情報を聞くと、そのあたりの兼ね合いで出番を見合わせていたのかなーと思ったり。

ケガによるコンディション不良に加えて、来シーズンは42歳と年齢的にもますます厳しくなっていく。

しかしそういった不安を抱えていても打力があるのもまた事実。下では11試合に出場して、打率.290、本塁打1、打点3。そして繰り返しにはなるが序盤の戦いは本当に立派なもので、これが逆に序盤戦ダメで後半戦が良ければまだまだやれるやん!という評価になってたんじゃないかな。ロハスはまさにその典型。もちろんケガや年齢のこともあるから単純比較はできないけど、やっぱりまだまだ魅力はある。

まあ、球団としてもそのことは十分理解したうえで今後のことをどうするかを話し合いたいってことやろうな。阪神としては昨年の大幅減俸の時点でこうなった場合について伝えていただろうから、やっぱり一部報道のとおり引退もしくは退団を前提に協議していく気がする。

引退してコーチ転身もいい、退団して他球団でプレーする道を探すのもいい、さらなる大幅減俸で現役続行するのもいい。最後の最後まで現役にこだわるか、余力を残して引退するか、糸井は自分で選べる立場の選手だと思う。

どういう結果になっても阪神ファンは糸井を応援する。阪神に来てくれたことにも感謝してる。本人と球団の双方が納得できる形で話し合いがまとまってほしいね。