伊藤がすごい!

9.7

甲子園でのヤクルト戦は、9-1で勝利。

久しぶりの勝利は完勝。

先発を崩せたかどうかの違いがはっきり結果に表れた。

伊藤は9回1失点で9勝目。6完投は両リーグトップ。

序盤から球威球速コントロールはバッチリで心配な様子は一切なし。初回だけ若干ボールが高かった?ってぐらい。でもいろんな球種を使いながら丁寧に投げてきっちり抑えるあたりさすがローテピッチャー。四死球0も頼もしい。

なにより今日は村上をノーヒットで抑え込んだのが良かったと思う。チーム方針として敬遠はしないという阪神。長打以外なら打たれてもいい、四球でもいいというレベルの戦いのなかで3の0。ただこれに味を占めて次も同じ仕掛けを試みるのは危険やね。今日は今日、次は次。村上には引き続き最大限の警戒を継続したい。

逆にヤクルト先発の高梨は4回途中3失点で降板して、残ったランナーが生還して6失点。

3回までは完璧やったのにな。だいたい失点するシーンは1回とか2回あたりに集中しているので、そこを乗り越えた今日の試合は投手戦になりそうだった。というかこの回を凌がれると間違いなく厳しい戦いになっていたはず。

やっぱり木浪の押し出し四球よな。ノーアウト満塁って最初のバッターが絶対大事やし。3球で追い込まれたときはもうダメかと思ったけど、最終的に10球粘ったもんな。フルカウントからのファール粘りは本当に感心した。ここで打ち取られていたらこのイニング0やった可能性あったよ。上位打線で作ったチャンスを下位打線で得点。実に理想的な攻撃。

全体的に今日は、というかいつも阪神打線は低めの見逃しは得意なほうよな。変化球を多投してくるヤクルトバッテリーはずいぶん苦労していた印象で、逆に速球で高めを攻められていたら危なかったかも?まあこのへんは駆け引きとか読み合いの領域やから何とも言えないところかな。