9.8
今日は阪神は試合なし。
残り14試合で3位。首位ヤクルトと11.5ゲーム差、2位DeNAと4ゲーム差、4位広島と1.5ゲーム差。
今日の試合でDeNAと広島がそれぞれ負けたのは阪神サイドからすると悪くない。ペナントも最終盤、他球団の動向も非常に大事やからね。
阪神戦がないのは暇だけど、他球団の試合をじっくり見れる日でもある。巨人-DeNAは打ち合い、中日-広島は投手戦。なかなかおもしろい内容だった。
ちょっと揉めた感じがあったのは中日-広島の4回の攻防。1アウト2、3塁の場面で土田がスクイズ、捕球した森下はホームにグラブトス。いったんはアウトと判定されるもリクエストの結果コリジョンルールが適用されてセーフ、中日が1点先制。重い試合を大きく動かした1点がコリジョン絡みということで、球場もずいぶん騒ついていた印象。
映像を見る限りでは実に微妙なところ。主審が最初にアウト判定したのもよく理解できる。あれでコリジョン適用されるならキャッチャーはどうしようもない感じ?というかキャッチャーはバッターが塁上に残るように置いていったバットをどかすためにやむなくあの動き、あのポジショニングになった感もあって、そのうえでサードからホームまでは一直線に滑り込めるように足を広げて進路を確保していたみたいだし。本当にとても微妙なところだったと思う。
そもそもコリジョンルールは、
(1)得点しようとした走者が最初から捕手に衝突しようとした(2)捕手が、まさに得点しようとしている走者の走路をふさいだりブロックした、と審判員が判断した場合、(1)は走者はアウト、(2)はセーフとなる。
とのこと。さらに具体的には、
捕手がボールを持たずに得点しようとしている走者の走路をブロックすることはできない。もし捕手がボールも持たずに走者の走路をブロックしたと審判が判断した場合、審判員はその走者にセーフを宣告する。前記にかかわらず、捕手が送球を実際に守備しようとして走者の走路をふさぐ結果になった場合(たとえばね送球の方向、軌道、バウンドに反応して動いたような場合)には、本項に違反したとはみなされない。
となるらしい。なんか複雑やな…。
これを実際の試合に当てはめると、コリジョンを適用されないためには、ボールを持っていないキャッチャーはホームベースの前に立つか後ろに立つか、もしくは一塁側に立つことが大事みたい。ただし、ボールを持っているか、実際に守備に必要な動きの結果走路を塞いだ場合はこの限りではないと。
つまり今回のケースは、捕球前から走路を塞いでいた、捕球位置がホームベース前ではなくホームベースを跨いでいたと判断された可能性が高い。つまり足を広げて走路を確保していたかどうかは問題ではなく、「捕球前からホームベースを跨いでいた」ことが決定的な要素みたいやね。
審判でも咄嗟の判断は難しくて、リクエストを受けて検証するぐらいのルール。しっかり明文化されているにもかかわらず、適用されたりされなかったりでイマイチよく分からない。今のところ攻撃側に有利になりそうなルールという印象のほうが強いかも?
ただ、コリジョンルールが導入されたのは危険な接触プレーからキャッチャーを守るためなんだよね。守備側が不利になることがあっても、そこはお互い様やし選手を守るために仕方がないということで割り切っていくしかないのかな。