9.15
引退を表明する選手が増えてくる時期になったね。内海、福留、糸井に続いて能見も今シーズン限りで現役引退。
さびしい時期になってきた。優勝争いが激化してシーズンは盛り上がっているが、それとこれとは別の問題。プロ野球界を盛り上げてくれた選手たちの引退は名残惜しい。
でも現役引退は、必ずいつかは訪れるもの。どんなに素晴らしい選手でもこればっかりは避けられない。王さんも長嶋さんもイチローさんも松井さんも、みんな引退した。さびしいけど悲しんでばかりではいけない。選手に気持ちよく引退してもらうためにも、ファンも気持ちよく送り出してあげないとね。
辞めるタイミングを自分で決められるのはほんの一握り。戦力外や構想外で不本意に球界を去っていく選手も少なくない。そういう選手も公表されていく時期になっていく…。
まあ、選手は「そういう雰囲気」を何となく察するとも聞くよね。一軍に呼ばれない、同一ポジションで離脱者が続出しても呼ばれない、二軍戦でも出番が減った、などなど。
そして、選手が「そういう雰囲気」を察していることを指導者側も察するとも聞く。夏の終わりごろから目の色を変えて練習に打ち込んでいたり、頑張って声出しをしていたり…。
みんなに頑張ってほしいけど、支配下の人数は決まっているし試合に出場できる人数も限られている。ドラフトで新たに選手を獲得するためには枠が必要、FA選手や助っ人選手の獲得にも枠が必要。その枠を作るためには…ってことやね。勝負の世界は綺麗事では解決しない問題ばかり。今年はどうなるかなー。