マイナーFAって

11.30

正しくはマイナーリーグフリーエージェント制。

メジャーで実施されている同名の制度をモデルにしたもの。詳細な条件設定など、各種議論は後々。

現行のFA制度がトップ層、現役ドラフトが下〜中間層とするなら、さらにその間の層がターゲット。具体的には「キャリア全盛期ながら1軍出場機会に恵まれない30歳前後の選手」とのこと。移籍市場の活性化、育成制度の乱用防止などが主な目的。

ここまで来ると、いいものなのか何なのか素人には判断がつかない。移籍市場の活性化が目的なら現役ドラフトをブラッシュアップしていけばいい、育成制度の乱用防止が目的なら育成制度そのものを改変したらいいと思う。

あまりにも移籍が頻繁になってしまうと球団側が育成を渋りそうで怖い。一部のトップ層が出ていくのは仕方がないかもしれん。他球団がよりよい条件を提示した、引き留めに失敗した、事情はいろいろあるかもしれんが。

そのうえトップからちょい下ぐらいの層まで簡単に出ていかれるようなら球団はやってられない。どうせ他球団に行くんだからドラフトは即戦力寄り、育成しなくても他球団から選手が流れてくる。こうなると結果的に球界には悪影響のほうが大きくなりそう。

問題が起こらないためのルール作りが大事というのは選手会側も重々承知しているみたい。FAでもトレードでも現役ドラフトでも救済されない選手のための制度を目指して、5日の選手会定期大会で議論。どうなるのかなー。