12.21
守備シフトでは、内野手を4人(二塁ベースを挟んで2人ずつ)配置することが義務付けられ、外野4人などの極端なシフトは不可能に。また、内野手が左右を入れ替えることも禁止され、最も守備力が高い選手を打球が飛ぶ可能性の高い位置に一時的に置くことができなくなった。
ベースのサイズは、ホームプレートを除き、従来の15インチ(約38センチ)四方から18インチ(約46センチ)四方に拡大。盗塁成功率を高めるだけでなく、接触プレーでの故障を減らす効果も見込まれている。
2023シーズンからメジャーで導入。日本でも導入されるのはほぼ間違いなさそう。2023シーズンは様子見と準備、本格導入は2024シーズン以降かな。
ベースサイズ変更は仕方がない。守る側、特にピッチャーが不利になるのはかわいそうだけど、選手のケガ防止といわれたら何も言い返せない。実際にNPBでも一塁ベースで走者と守備者が危険な格好で交錯する場面もあったからね。本当にピッチャーには同情するけど、試合全体で見たらどちらのチームも条件は同じということで納得してもらうしかないのかなー。
守備シフトは…うーん。
バッターがどこに打つかは自由、そのデータを基にどこを守るかも守備側の自由。研究の結果生み出された戦術が淘汰されるのは少し残念。しかも効果があるのに制限されるのはどうなのかなーとは思う。
でもこれがおもしろくないっていう意見もあるんだよな。確かに投手戦より打ち合いのほうが盛り上がる。シフト対策でホームランを狙うか三振するかの大味な野球になりがちという指摘も納得。
個人的には極端なシフトは、効果が期待できるなら大事な作戦の一つだと思う。ただ実際の試合ではそこまで極端なものは見たことない。目の前で毎回やられるとシラけるのだろうか。
まああくまでも「極端な」シフトだから全面禁止ではないと。シフトはルールに抵触しない範囲でやりましょうってことやね。
ピッチクロックにしてもそうやけど、アメリカって本当に合理主義よなー。野球の進化を止めない、変化を恐れない姿勢は素晴らしいと思う。