1.21
新庄監督が発言した、12球団シャッフル案。本田圭佑さんが発言した、昇格&降格制度の導入案。ざっくり言うと、くじ引きでセパをシャッフルする意見と、サッカーのように成績に応じて上位カテゴリと下位カテゴリの入れ替えを行う意見。
この御二方らしい勢いのある意見。そしてきちんと調べれば調べるほど、ただの突飛な意見ではないこともよく分かる。
一貫しているのは、ファンを楽しませること、チームを活性化させること。なによりプロ野球を先細りさせず、より魅力的なコンテンツに変えていくこと。プラス面だけでなくマイナス面もあることはもちろん承知の上。
似たような意見は昔からあって、批判するのも反対するのも簡単。実際に考え方は人それぞれで、セパ両リーグ制の醍醐味、野球とサッカーの根本的な文化の違いもある。変化が正しいのか現状維持が正しいのかは誰にも分からない。
一見突飛に思える意見でも、業界のために発せられたものは検討の余地あり。あーはいはいまたこの人が凄いこと言ってるよー、できるわけないのにバカな意見だねー、何も知らないくせにデカいこと言うな、みたいなスタンスだと、誰も何も言えないし言わなくなる。いろんな立場から出されたいろんな意見を総合的に判断して、プロ野球界をどうしていくかを検討していくことが大事。変える変えないはその次の段階。
プロ野球界も、これまで何もしてこなかったわけじゃないからね。交流戦の導入、CSの導入。導入の当時から賛否両論あり、今でもいろいろ言われながら少なくとも興行面では一定の成果あり。今ではすっかりお馴染みの制度として定着してる。
ということで、著名人のみなさんにはどんどん意見を出してもらいたいね。いろんな人の野球観やスポーツ文化の捉え方は業界への刺激になるだけでなく、純粋に興味深い。