OBの指導

2.4

守備や走塁、打撃についてもOBからアドバイスしてもらえる環境。

キャンプ恒例の風景。ファンからすると、往年の名手が後輩に指導している姿はグッとくるものがある。

こういうのってどれくらい効果があるんだろうね。基本的なことは自分でよくわかってるだろうし、専門的なことや発展的なことは監督やコーチから指摘されているはず。そこからさらにプラスアルファになるような知識や技術があるのか…?

あるんだろうね。現場を離れて気づいたこと、現役中には伝えられなかったこと、自身と相性のいい選手へのアプローチ、得意分野の情報シェアなど。

常勤のコーチと同じ内容の伝達でも、教え方次第で受け手の理解も変わってくる。ここに関しては教え方の上手下手だけじゃなくて選手との相性も重要。いろんな人がいろんな伝え方をしたほうが知識の幅が広がる。すぐに結果につながらなくても引き出しが増えるのは選手の財産になる。極端な指導方針だったり合わないことを無理やりやらせるような全時代的な指導者もずいぶん減ったようなのでその点も安心。

これだけ歴史が深いスポーツでもまだまだ進化の途中。大きく育って、ゆくゆくはOBとして凱旋、また後輩を指導していく伝統を受け継いでほしいね。