7連勝!

5.27

甲子園での巨人戦は、3-2で勝利。

カード勝ち越し、7連勝、貯金16、2位DeNAと6ゲーム差で首位、両リーグ最速の30勝…。すごい情報ばかりが出てくる阪神。楽な試合はほとんどないけど、それでも勝てるのは選手の頑張りと監督の采配のおかげ。今日は7回裏がターニングポイントだった。

大竹、グリフィンの好投が続くなかで、阪神としては初回以来のチャンスが巡ってきたのが7回裏。1アウトランナーなしから7番坂本が四球で出塁。8番木浪送りバント、9番大竹に代わって渡邉は四球。2アウト1、2塁として1番近本2番中野の連続タイムリーで3得点。

采配が光ったのは木浪のバントと代打渡邉の場面。ここまでチャンスらしいチャンスを作れたのは初回のみ。好調木浪でもなかなか厳しいと判断したのか、プレッシャーをかける意図があったのかベンチはバントを選択。お膳立てしたうえで、パワーピッチャーに強い渡邉を代打起用する価値は確かにあった。さらにチャンスを拡大して、得点圏に強い近本で先制、中野でさらに追加点。

順番通り打たせるだけ、自分のチームの先発も好投しているから代打は出さない、という具合だと試合を動かすことはできない。初回からの試合運び、野手の状態、リリーフの状態などを総合的に判断して、7回裏が勝負所と見た監督はさすがやね。もちろん期待に応えた選手も立派。派手に打って勝てる試合はそう多くない。基本的なところをおさえて戦っているからこそ今のチーム状態だと思う。

しかも大竹に白星がついた。負けなしの6勝目。両リーグトップにして自己最多の6勝。規定には届かないながら防御率は0.40。とんでもない数字がズラリと並んでいる。今日は7回まで無失点で投げぬいて、チームのために代打を出されての降板。野手がタイムリーを打って勝利投手の権利を得られたときは涙を流していたのが印象的。平坦なキャリアではなかったぶん、いろんな思いが込み上げてきたんやろうな。最後に追い上げられてヒヤリとしたけど、チームも大竹も勝って本当によかった。

今日はバンテリンドームの中日-DeNAでは細川がバウアーから2本塁打とのことで、現役ドラフト選手が躍動した日になった。彼らの活躍はチームの戦力になるだけじゃなくて、球界全体に好影響を与えることになるはず。陽川も最近一軍にあがってホームランを打ったこともあったみたい。みんな頑張ってキャリアを積んでほしいね。