才木の完封で連勝!

6.4

甲子園でのロッテ戦は、2-0で勝利。

佐々木に今シーズン初黒星をつけての2連勝。中日-オリックスでオリックスが勝ったことで、ロッテは首位陥落。パリーグ首位はオリックスへ。ちなみにDeNA -西武はDeNAが8回裏に5点とって逆転勝利。首位阪神とのゲーム差は5.0のまま。

交流戦は順位が激変する可能性あり。一人勝ちでグングン浮上、もしくは一人負けでズルズル沈むことも。しばらくはDeNAとの我慢比べみたいになりそう。

なかなか打線の状態が上がってこないなかでの勝利は大きいね。今は派手に打ち勝つ試合よりも、今日みたいに四死球からチャンスメイクしてしぶとく得点していくしかない。今日は全部で5つの四死球。四球を重視するという岡田監督の打ち出しているチーム方針が浸透してる影響かな。四球の数は201とセリーグトップ。2位のヤクルトが177なのでダントツの数字。

佐々木を攻略できたのも四球から。代表チームでの経験によりひとまわり頼もしくなった中野が四球で出塁すると、盗塁と暴投で3塁へ。そして4番大山のタイムリーで先制。

佐々木が登板後のコメントで四球と暴投を反省していたように、阪神としてもこの場面で四球を選べたのは大きかった。ピッチングの質的には、完投した才木に負けないぐらいの勢いがあった佐々木。攻略するためには、なんとか出塁して細かい野球でプレッシャーをかけていくしかなかった。ワンチャンスをモノに出来た打線は大したもんやね。

もちろん今日のヒーローは完封した才木。9回101球。奪三振12、被安打3、四死球1。奪三振が多い割に球数も少なく、8回までは不運な内野安打のみという最高の内容。ピンチらしいピンチも9回表ぐらいか。自身初完封と奪三振記録も更新。見事なパフォーマンスで佐々木に投げ勝った。登板過多気味のリリーフ、しかも岩貞が抜けて厳しいリリーフを休ませることができたのもありがたい。

梅野のリードもよかったはず。詳しいことは分からないけど、本格派のピッチャーとの相性の良さを十分発揮できたからこその完封だと思う。

今シーズンは坂本との比較で賛否両論いろいろある梅野。最近ようやくバッティングの状態が上がってきて、同時にリードも冴えてきた感あり。もともと梅野も厳しい競争に晒された末に這い上がってきたタイプ。こういう状況でこそ活躍してきた選手なので、残り100試合弱で巻き返してくれると信じてる。