6.15
甲子園でのオリックス戦は2-3で敗戦。
9回にまさかの逆転負け。
伊藤が7回まで、岩崎が8回を投げて9回湯浅の盤石のリレーだったはず。ところが湯浅が頓宮のソロで同点、杉本のソロで逆転を許すと、このイニングを投げ切ることができず無念の降板。
これはチームとしても大きな課題になりそう。打線が…守備が…で議論できるのも、安定したリリーフがいるからこそ。リリーフがうまくいかないと阪神の強さの根幹が揺らぐ。特にクローザーとなれば深刻。ブルペンにはいい選手がたくさんいる。6回から8回まで、同点でもビハインドでも僅差のリードでも、なんならロングリリーフまで幅広くカバーできる。
しかし9回だけはやっぱり特別、というか特殊。湯浅の状態が悪いから別の誰かに、と簡単に配置転換はできない。
まあ湯浅に関してはそれでいいかも。カープの栗林も、かつてはDeNAの山﨑も、クローザーとしての不調期には7回や8回、さらにはビハインドの展開で投げることも。下での調整ではなく、一軍のマウンドで自信と感覚を取り戻す作業も大事。
問題は代わりに誰がクローザーになるか。ケラーが調整遅れで絶不調だったころは岩崎が投げたことも。しかし8回であれだけすごいピッチングを見せる選手でも、9回となると勝手が違う様子も。やっぱり9回は特殊。
岩崎にクローザーの適性があるのは事実。しかし一番適性があるのは8回、ここから岩崎は動かしたくない。じゃあケラー?石井?もしくは加冶屋?それとも岩貞?うーん。
というかそもそも監督にクローザーを動かす意志があるかどうかも気になる。どのポジションも、投打関係なく辛抱強く起用していくタイプの監督。少なくとも交流戦までは湯浅に任せる可能性も十分あるし、それならそれで全然OK。この不調が一過性のものなのか深刻なものなのかは現場で判断するしかないからね。