近本、復帰早すぎない?

7.21

肋骨骨折からの復帰を目指す近本。すでに一軍の全体練習にも合流済み、順調にいけば22日のヤクルト戦から出場予定とか。

すごいね。治療、リハビリ、調整と、めちゃくちゃ大変だったと思う。こんなに早く戻ってこれるのは素晴らしい。戦力的にも大助かり。

ただ、ちょっと早すぎる気もするよね。本来肋骨骨折は安静期間が3週間ぐらい、完全に治癒するのには3ヶ月程度必要なはず。ケガしたのが2日の巨人戦なので、治療スケジュール上は安静期間の後半あたり。安静期間のうちは骨がくっついていないどころか骨折や打撲の痛みが残っていることもザラで、固定バンドを装着しておくのが普通。なのにもう練習に参加して一軍復帰、さらには試合にも出場予定。なんか心配やね。

もちろん骨折した場所や折れ方によって違うだろうし、本人の努力によっても回復度合いは変わるもの。本人やチームドクターが「いける」と判断したなら大丈夫なのかもしれん。阪神は、金本、鳥谷、梅野と、骨折しながら出場して結果を残した選手が多いからノウハウがあったりするのかな。

でもやっぱり心配やね。肋骨骨折の治療は安静がメイン。体を反らせたり捻ったりは厳禁。この間に筋肉も柔軟性も低下してる可能性は高い。しかも日数的に完全に骨がくっついているかも怪しい。

いきなりスタメンフルイニングは怖い。といって、途中交代や代打のような使い方ならいっそ休養期間を延ばすか、二軍戦での調整を経て合流でも構わない。2日の試合では骨折したあともしばらく出場してたから、おそらく痛みがあっても無理するタイプなんだと思う。ぜひ慎重に起用してほしいね。