8.1
バンテリンドームでの中日戦は、10-2で勝利。
両投手、試合開始前時点で相手チームとの対戦防御率は1点台。球場はピッチャー有利のバンテリンドーム。
これが投手戦にならないから野球は分からない。初回にとられた1点からまったく試合動かず完封負けまであり得た試合、序盤で取り返して、中盤以降で中押しダメ押し。こんな展開になるのは嬉しい誤算。
西純矢がよく投げたね。6回2失点。初回のゲッツー崩れと細川のソロ被弾のみ。適度に荒れながらも肝心なところでビシッと決める、バッターから見たら一番やっかいなピッチングだった。完全に荒れる前に修正したのか、梅野がうまく手助けできたのか、詳細は分からんけど復調と成長を感じる試合。打席での貢献も含めて大活躍だったと言えるね。オープン戦でDH出場してるだけのことはある。
欲を言えばもう1イニングいってほしかった気もするが。明日明後日は秋山とビーズリー。ブルペン総動員になる可能性もあるピッチャーが2人続くので、今日は行けるところまで行ってほしかった。まあその「行けるところ」が6回だったという話なんだろうけどさ。2失点ながら長打やきっちり捉えられたヒットも増えてきたタイミングでの交代は悪くないタイミングだったはず。結果的にロング要員の桐敷馬場で最後まで投げたのも、彼らが実力を発揮できたのも嬉しい。
逆に小笠原はかわいそうやったな。明らかにゾーン狭くて投げるところがなかったシーンもちらほら。まっすぐ無理、キレてるカーブもとってもらえず押し出し。やや甘く投げるしかないカウントで悉く打たれてノックアウト。阪神打線がうまく立ち回ったといえばそれまでだけど、逆の判定されてたらモヤモヤする試合になってたかも。
まあ勝ったときは素直によかったところを褒めちぎりたいのも正直なところ。
佐藤がめちゃくちゃ成長してそうな雰囲気。今までの攻め方が通用しなくなってきた。甘いボールを打ち損じなくなってきた。強い打球が増えてきた。打球に角度がついて長打も出てきた。
前半戦の不調期もあって数字はぼちぼちぐらいだけど、クリーンナップとしての恐怖感が出てきたと思う。それに打率はともかく本塁打や打点などの積み上げる系の数字は、実はなかなか侮れないものがある。このあたりは順調に伸ばしつつ、打率も250〜260ぐらいでフィニッシュしてくれたら嬉しい。打ち出したら守備にも好影響が出るタイプなのでそちらにも期待。
森下もいいね。後半戦では両翼の一角を任されていると言っていい。彼も前半戦の不調期の影響で数字がイマイチだけど、使い続ける価値がある選手だというのは阪神ファンならみんな知ってる。彼の場合は最終的な数字を気にする必要はないので、とにかくできることを思い切りやり抜いてケガなく実りあるルーキーイヤーを送ってほしい。