8.28
115試合を終えて69勝42敗4分けで首位。残り28試合。2位広島と7.0ゲーム差、3位DeNAと12.5ゲーム差。マジック21。明日から甲子園でDeNA、金曜日から神宮でヤクルト。
残りの28試合を14勝14敗の完全5割でフィニッシュした場合、残り26試合の広島は21勝5敗以上が必要。阪神20勝8敗の場合、広島は26戦全勝が必要。7.0ゲーム差とだけ聞かされると不安になるけど、実際の優勝ラインとつきあわせて確認すると阪神有利なのは明らか。
しかしこの状況でも阪神ファンは誰も浮かれてないし油断もしてないのはさすが。5割でOKとは思ってない。5割をキープできても広島戦の残り7試合全敗したら逆転される。下ブレして阪神が1勝2敗ペースだと10勝18敗、この場合広島が17勝9敗で逆転される。
まあでも心配する気持ちはめちゃくちゃ分かる。2020年にヤクルトに勝率の差で競り負けて以来、ファンの間でも優勝してほしいという思いが一層強まった。どれだけ勝ってても細かい采配が気になる。改善してほしい。そのひとつがノイジーの起用法。
107試合に出場して、打率.250、本塁打5、打点39。何とも形容しがたい絶妙な数字。本人はめちゃくちゃ真面目で日本の野球に適応しようとする意志は強い。守備走塁でも手を抜かず、特に守備では内野手時代に培った強肩を生かしたプレーでファンを驚かせることも。決して悪い選手ではない。ないが、クリーンナップを打てる長距離砲として獲得した割には…というのも正直な感想。正直、若手の起用やミエセスとの併用に切り替えたほうがいいとの意見もよく分かる。上位打線では物足りず、下位打線でもこの成績なら若手を使ってほしいというのも納得できる。
阪神に限らず、近年は大当たりの助っ人野手は減ってきた気がする。他球団と比較するならノイジーはむしろよくやってるほう。いわゆる「アタリ」の部類でこの水準と考えて、今後のスカウトの参考にしてほしいね。