9.10
甲子園での広島戦は、5-1で勝利。
1つ勝てばOKのカードで3タテ成功。先発3人が揃って二桁勝利に到達。岩崎はセーブで単独トップ。
貯金33。セリーグ5球団相手に勝ち越し。8連勝。マジックは5。
とうとうここまできたか。いくら油断しないと言っても、もちろんその気持ちは変わらないけど、心のどこかではカウントダウンが始まってるファンも多いはず。この3タテは阪神ファンの期待値を押し上げるには十分すぎる価値があった。
そんな3連戦の最後で試合を決めたのが糸原というのもまた感慨深い。
ここまで、打率.246、本塁打0、打点5。今シーズンは代打メインの起用が続いている。スタメンで出たのは佐藤が下で調整してた時期ぐらい。佐藤が戻ってきたらすぐにベンチスタートに逆戻り。糸原自身も、上で打席が足りないときは下で調整したことも。監督が変わって起用方法が変わるのは当然だけど、ここまでガラリと変わったのは珍しいかも。去年まではバリバリのレギュラーで試合に出続けていた選手がケガや不振もないままベンチスタート。キツいシーズンだったと思う。木浪のように挽回のチャンスもなく、坂本のように併用してもらうこともなく、ひたすら代打。出たり出なかったり、いいところで使われたり半端なところで使われたり。
本人は思うところがあるやろうな。ポジション争いの結果ならともかくベンチスタートが既定路線で始まったシーズンやからね。
でも岡田監督の気持ちも分かる。糸井さんが引退して代打は手薄に。助っ人も期待通りと断言できるほどのインパクトはない。
よって、途中から出てくる選手の価値は例年以上に高い。両翼を守備走塁でバックアップできる島田はその代表格で、こと代打に関しては原口と並んで信頼されてきたのが糸原だと思う。
例年ほど目立たなくても、やっぱりチームに必要な戦力。それをこういう大事な試合で改めて痛感させられた。勝ったのも嬉しいし、糸原が活躍したのも同じくらい嬉しい。ファンはみんな見てるから、信念もって情熱もってプレーし続けてほしい。