戦力外選手の二軍戦

10.7

阪神の戦力外、結構話題になってるんやね。

まだまだやれる選手がなぜ?ということ以外にも、「放出する選手にこれだけの打席(イニング)を与えたのはなぜ?」というもの。

調べてみると、

高山304打席

北條242打席

山本261打席

板山216打席

二保38.2イニング

小林39.1イニング

渡邉24.2イニング

望月11.1イニング

特に野手はかなり打席が印象。300打席を超えているのは、高山含めて井上遠藤の3人のみ。200打席以上300打席未満は、北條山本板山含めて井坪髙寺野口豊田7人。ポジション、コンディション、一軍登録との兼ね合いなどの事情はあるとはいえ、来年もチームに残る選手にたくさんチャンスを与えるべきだという意見が出てきてもおかしくはないかも。

まあ確かに言いたいことは分かる。上で岡田監督は新しい選手を使うことに消極的だった。森下が出てきたんだから別にいいとの見方もあるだろうけど、小野寺栄枝小幡あたりの起用は、少なくとも優勝決定後はもっと増えてもよかったと思う。短期決戦のCSと日本シリーズを見据えのことと理解しつつも、金本監督矢野監督と若手起用に積極的だった時代からすると物足りなさを感じたのも事実。でも優勝したから文句は厳禁。だったらせめて下では思う存分経験を積める環境が整っていてほしい…というところで、より多くの経験を積んだはずの選手がゾロゾロ戦力外に。まあ不満もあるやろうね。

ただこればっかりは、ファンが首脳陣の真意を知ることはできない。できるのは予想のみ。考えられるのは、

・戦力外にするかどうか見極めが必要だった

・戦力外は決まっていたけど本人たちが現役続行を望んでいたためアピールの場として試合に出していた

これぐらいかな。実際はこの2つの中間ぐらいで、

・当初は戦力として計算していた(この時点で相当数の打席)が戦力外が濃厚、確定的になってきたところで本人たちに通告するも現役続行の希望あり。他球団へのアピールのため、球団も最終見極めのため試合に出し続けた。結果、多くの試合に出場しながら戦力外ということになった。

という感じかも。勝手な想像だけど。

こういうことってよくあるらしいね。和田監督が考えなしに使ってきたわけでも、ただの温情でもない。戦力見極めと選手サポートが両立した結果。

それにしても打席多すぎ!と言われればそれまでだけどさ。若手の育成が遅れた!は確かにそうかもしれんけどさ。一軍経験も十分ある中堅選手たちが二軍でさえ出番なく戦力外は、それはそれで問題あると思う。難しい判断だけど和田監督が正しかったと信じたい。