10.11
この時期になると必ず出てくるのが、CSの可否に関する話題。
そもそもCSのメリットって、
・無気力な消化試合を減らす
・興行収入を増やす
・選手の出場機会が増える
・下剋上で日本一になれる可能性がある
逆にデメリットは、
・試合数が増えて選手の負担が増す
・出場機会が増える選手がいる一方で、消化試合なら出場できた選手は一軍での出番がなくなる
・リーグ優勝チームが敗退する可能性があり、レギュラーシーズンの価値が下がる
こんな感じかな。
CS導入前は消化試合もずいぶん多かったらしいね。露骨な敗退行為はなくても、ルーキーや二軍の選手を見極める場として活用されることもあったとか。ただ、そうなるのは基本的にシーズン最終盤のみ。リーグ優勝、日本シリーズには大きな価値があった。
しかしCSをやる意味も確かにある。プロ野球が興行である以上、収入が増えるような仕組みは必要。ファンは一試合の勝敗に執着して応援する、選手はひとつでも上の順位を目指してプレーする。だからどの試合も盛り上がる。
そもそもCSの議論も、やるやらない、ではなく、もう少し工夫してもいいんじゃないか、の論調が強い。特に優勝チームがCS突破できないことを問題視してる印象で、よく聞くのが「CSと日本シリーズを分けてはどうか」「2位チームと一定のゲーム数以上差をつけて優勝した場合はアドバンテージを増やしてはどうか」。
ちなみに、現時点で優勝チームがCSを突破している確率は80%らしい。残りの20%を2位以下のチームで分け合ってる。これを十分と見るか不十分とみるか。
個人的には現状維持でいいかなーとは思う。確かに優勝チームが短期決戦で蹴落とされるのはモヤモヤするけど、下位チームが20%の狭き門を突破してのことなら仕方ない気もする。
CSの意義は消化試合をなくすこと。Aクラスに入れば逆転日本一の可能性があるからこそレギュラーシーズンを必死に勝ちにいく。相対的に一試合の価値も高まる。これ以上優勝チームが有利になればAクラスを目指す旨みが薄くなってしまう。いろいろ言われながらも、今が一番いい塩梅なのかもしれん。