11.11
セリーグ
投:東克樹
捕:坂本誠志郎
一:大山悠輔
二:中野拓夢
三:宮﨑敏郎
遊:木浪聖也
外:近本光司
外:岡林勇希
外:桑原将志
妥当な選出やね。ゴールデングラブ賞の基本理念は「卓越した守備によりチームに貢献し、プロの技術を発揮したプレーを基準として選出された『守備のベストナイン』を表彰するもの」。
そのほか、
・投手は規定投球回数以上投球していること、又はチーム試合数の1/3以上登板していること
・捕手はチーム試合数の1/2以上捕手として出場していること
・内野手はチーム試合数の1/2以上1ポジションの守備についていること
・外野手はチーム試合数の1/2以上外野手として出場していること
の条件も。要するに、試合にたくさん出た選手のなかで、守備がめちゃくちゃうまくて、守備でチームに貢献した選手。基本的な守備力や指標は重視されつつもひとつの要素にすぎない。ということは優勝チームの選手が多くなるのは当たり前。
阪神勢が5人選ばれたのは球団史上初とのこと。たしかにこの5人の活躍なしに優勝はあり得なかった。
岡田監督が重要視していた守備、特にセンターラインの固定と強化を掲げて取り組んだ今シーズン。近本、中野、木浪、坂本が見事に期待に応えた。複数年続けて結果を残し続けている近本、コンバート初年度で初受賞の中野、レギュラー奪取して攻守で躍進した木浪、控え捕手の立場から正捕手に登り詰めた坂本。
ファーストに固定された大山も立派だった。全試合出場で守備機会もめちゃくちゃ多かった。内野手からの厳しい送球や左バッターが強く引っ張った打球をうまいこと捌いてアウトにするシーンを何度も見た。
誰がなんと言おうと妥当な選出。他の候補者を否定するつもりは一切ないけど、チームへの貢献という点で優勝以上のものはないからね。これはベストナインも期待できる。