雨天により引き分け

4.16

甲子園での巨人戦は、1-1で引き分け。

10回表にピッチャー桐敷がコールされたところで雨天中止。9回ごろからじわじわ降り始めて、延長に入って突然雷を伴う豪雨へ。中止もやむなし、ホームアドバンテージを生かしたかったが仕方ない。

そもそも追いついただけで十分。7回の攻撃には相当価値があった。先頭出塁、代走、バント、走塁、代打、犠飛。点がとれない阪神がどうやって得点していくか、模範回答のような攻め。

特に今日は走塁面での阪神らしさが光った。1アウト2塁でバッター木浪、平凡なピッチャーゴロで、飛び出したセカンドランナー植田が三遊間で挟まれて挟殺…とはならなかった。うまいこと野手を掻い潜ってサードへ進塁。バッター木浪もセカンドへ。これがあるから植田は絶対一軍。超スペシャリスト枠。スタメンで使うのをためらうほどの脚力と走塁技術。ピッチャーゴロで飛び出していたという判断ミスも足でカバーして、帳消しどころかお釣りがくるようなビッグプレーに。コンバートされたばかりのサード坂本のランダウンプレーに隙があったのも追い風。さらには浅い外野フライでのホーム生還と、とにかく今日は見せ場で魅せた植田。…9回裏のバントミスがなければ手放しで褒められたんだけど。まあ今シーズン初打席が延長でのバントってのも大変よな。カードひと回りして勝負慣れしている他の選手には立ち遅れるのも無理はない。スペシャリスト枠の辛いところか。いやいやでも十分、今日の試合で負けなかったのは植田のナイスプレーのおかげ。

そして村上も。7回1失点で勝ち負けつかず。まっすぐキレキレで奪三振10。むしろよく巨人打線が食らいついてきたよなーというのが正直な感想。やはり研究されている感は否めない。が、それでもやはり要所できちんと締めるピッチングは素晴らしい。ピッチャー山﨑に打たれたフォークもなかなかいいところに決まっていた。負けなくてよかった。

明日も雨予報か。伊藤と赤星の投げ合い、中止にならないでほしい…。