7.21
甲子園での広島戦は、12-3で勝利。
ようやく、ようやく打線がつながった…!先発野手全員安打全員打点。二桁得点。13試合ぶりのホームラン。ものすごい試合。
ホームランが少ないのは球場の特性もあるから仕方がない。まずは得点、打線としての機能。打球が内野の間を抜けたり、外野手の頭上を超えたりする「捉えた打球」が増えている。しかも連打で先発をノックアウト。九里が明らかに本調子ではなかったのはあるけどそれは阪神打線も同じこと。同じように苦しいなかで結果を出したほうが勝つ。よく頑張った!
3回に中野→佐藤→大山→前川→木浪→梅野のタイムリーで6点。梅野から始まった攻撃、バントの失敗もありながら、四死球や進塁打の繋ぎも含めて打者一巡の猛攻。中野レフト、佐藤ライト、大山センターなどヒットコースにも選手らしさがあらわれている。交流戦前にこの形を再現できたのは嬉しい限り。山場を複数作ることができたのも素晴らしい。
西も頑張ってくれた。攻撃が長すぎるとリズムをキープするのが難しいらしいけどそこはベテラン。失点しながらも致命傷は避けるスタイルできっちり仕事をこなして4勝目。調子は普通ぐらいだったのかな。高さがやや甘めでゴロアウトよりもフライアウト多め、パラパラと長打を打たれることも。しかし結局6回2失点だからね。展開考えれば最高のピッチング、考えなくても最高のピッチング。
梅野もね。最近はちと悪いほうで取り沙汰されることも多かったもんな。キャッチャーはよく守って当然、守れなかったらバッシング、走られたらバッシング、失点したらバッシング、打てなかったらバッシング…。果ては交代論やら不要論まで出てくる始末。苦しかったと思うよ。ディフェンス面ではそれほど問題はなかったように思うけど、チームが勝てなければキャッチャーのせいにされがち。他の選手と比較してどうのこうの言われやすいポジションでもある。
前半戦最後の試合で攻守で躍動。ほんとよかった!打点つきの猛打賞、先発リリーフを好リード。大量得点でも埋もれない!みんなが活躍した試合でも一際目立っていた!と思う。まあ最後に大山に持っていかれた感もあるけど。
今後も軸になるキャッチャーは梅野坂本。しかし彼らのような選手を育てるためにも、早い段階でバックアップ要因の若手を育てておきたい気持ちもある。でも捕手3人体制にしてベンチに置いておくだけになるぐらいなら下でバリバリ試合に出たほうがいいような気も…。といってこのままベテラン任せにしておくのも不安なような…。
昨年梅野が離脱したときにもう少し若手の出番を増やすべきだったのか。しかしそうなると優勝していたかどうかは分からない。ではリーグ優勝したあとの試合は若手に任せるべきだったか。でもあれがあったからこそ日本一、そして坂本の今があるわけで。難しい。
とにかく前半戦5割越えでの折り返し。これで十分後半戦も戦える。よかったよかった。