広島打線よ…

8.10

京セラドームでの広島戦は、1-5で敗戦。

連敗か。ここにきて首位チームとの直接対決で連敗するのはきつい。

今日に関しては状態うんぬんよりも力負けした感が強い。先発が打たれ、リリーフが打たれ、阪神打線はつながらず、いいあたりは好守でカバー。足を絡めた攻撃を仕掛けられ…。やりたい放題とまでは言わないけど、阪神サイドがやりたかったことを悉くやられた試合。

決定的な印象としては、大竹をきっちり研究してきていることが大きい。昨シーズンまでは防御率0点台だった大竹を序盤から捕まえて6回途中4失点でノックアウト。

考えてみれば、近年のカープキラー的な選手は常に攻略されてきた。2020シーズンに猛威をふるった秋山は、2021シーズン前半まではよかったけど、中盤以降から攻略された。今のままだと大竹も同じ流れで攻略されるのだろうか…と思ってしまう。

秋山の場合はケガやら何やらあったけど、大竹の場合は彼自身に大きな変化はないはず。バッテリーを組んでいる坂本も同様。逆に変化がないところを攻略の起点にされている?いやいや80キロ〜の捻くれ球を交ぜることで緩急投法には磨きがかかっているはず。他球団相手にはうまくいっているのがその証拠。

じゃあ広島打線の特徴は何なのか。これはもう「粘り」に尽きる。

とにかく広島打線は粘り強い。ツーストライクまではうまくいく。大竹もほぼ3球以内に追い込んでいる。問題はその先。くさいところはひたすらカットで凌いでアウトにならない。前にボールは飛ばない、ホームランもない、しかしアウトにならない。粘りに粘り、気がついたらフルカウントまで粘られて、遂にはヒットを打たれ、四死球を選ばれ…。大竹が得意なインコースのボールも捻くれ球も有効。カウントはとれる。しかしとにかく粘られて出塁されて走られてチャンスメイクされてつながれて失点。

これだけ粘る打線相手だと、逆に本格派のピッチャーで攻めたほうが効果的なのかもね。才木とか青柳とか。リリーフなら石井とかゲラとか。追い込んだら問答無用でまっすぐフォークで攻める。タイミングとか関係なく押し込んで、もしくは空振りでフィニッシュ。まあ理想論か。

明日は久しぶりに高橋遥人が登板。我々が知る高橋なら投手戦に持ち込めるはずだけど、状態はどこまで戻っているのか、長いイニングを投げることはできるのか。正直今の広島打線は誰が投げてもきついと思うので思い切りやってほしいね。