12.17
えらい揉めてる。うーん。
ポスティングを利用して移籍、マイナー契約。その後メジャー契約を締結するものの登板は2試合にとどまり、マイナーでのプレーが続く。右肘を痛めたこともあり、日本球界への復帰を決断。ソフトバンクが4年総額10億円クラスの条件を提示して契約締結。
というのが一連の流れ。
いろんな意見あり。賛成派は、
・プロ野球はビジネスであり、選手が最良の環境を求めるのは自然なこと。
・ルール上問題ないことについてとやかく言える義理はない。
反対派は、
・ポスティングで出て行った以上、古巣に戻るのが筋。
・右肘を痛めてからは日ハムの施設を借りる形で調整しており、てっきり古巣復帰と思っていたファンはガックリきている。
・ポスティングの利用方法として、本来の趣旨から逸脱している。
などなど。
要するに、「ルール上は問題ないが、義理と人情の観点からどうなの」ということ。
特に、タダ同然でのポスティングを許したにも関わらず、施設を利用したにも関わらず、金銭面で他球団に移籍することについては恩を仇で返すような仕打ちを受けたと感じるファンは一定数いるみたい。
これは難しい問題。選手目線では理にかなった行為。個人の自由と言われればそれまで。ルールの話をされれば確かにそのとおり。
しかしファンが悲しむことをわかったうえでの決断というのは悲しい。これが仮に阪神の選手だったらと思うと日ハムファンのやりきれなさも理解はできる。
プロ野球って興行だし、単純な勝ち負け以外にも選手を応援する背景とかストーリーとかいろんな醍醐味がある。そこが個人の自由、ルール上問題なしってだけで終わってしまうなら、ファンとしては熱量をもって応援するのは難しくなるかも。
いやしかし自分を一番評価してくれるチームを選択すること自体は責められない。職場で評価されない人生は辛い。金銭面含めて総合的に最も条件の良い職場を選びたくなるのは当たり前。それこそ他人が義理やら人情やら言ってきても関係ない。いやでもプロ野球って興行だし…。
めっちゃ難しい。とりあえず、獲得に乗り出したソフトバンクを責める声がないのは日ハムファンえらいと思う。