7.2
甲子園での巨人戦は、1-0で勝利。
カード勝ち越し。どっちつかずのチーム状況で勝ち越しは嬉しい。そして僅差の試合を勝つとなお嬉しい。
大竹が8回無失点。井上は7回無失点。両投手ともに信じられんほど暑いなかでめちゃくちゃよく頑張った。結果ほど楽な展開では全然なくて、いつ打ち込まれてもおかしくないような場面がいくつもあった。それも粘って凌いだ、守りで凌いだではなくて、シンプルにここ一番で攻めきれなかったことで無失点。
しかし逆に言えば、そんな緊張感のなかで自分のピッチングを貫いて試合を作った両先発は本当にすごい。大竹は奪三振なしで球数89球で8回。緩いボールでのフライアウト、本当に紙一重で長打というボールを駆使して勝利投手に。自身の能力、坂本とのコンビネーション、甲子園の地の利、すべてを総動員して堂々と投げ切った。昨日5人が投げたプルペン陣を休ませる意味でも大きな価値のあるピッチング。まさに技巧派、軟投派。
決勝打点の大山はもちろん、今回は森下の走塁も絶妙だった。ホームに滑り込んで、タッチをかわしてかわしてギリギリの得点。いったんアウトになった判定が覆った、まさにギリギリのプレー。
森下のプレーには何の問題もない。ただただナイスプレー。けどやっぱり、今回のリクエストから判定が覆ったことについて、そりゃもう相手監督からの不満が出るのも理解はできる。あの映像を見て、当初の判定が覆るほどの確証がもてる部分があったのかどうか。正直、素人目にはアウトなのかセーフなのかさっぱり分からん世界。これに関しては審判だけが分かればいいというものでもなく、誰もが納得できる形で映像を残すのも勝負事として大事なこと。リクエスト用の映像と判定、まだまだ改善の余地があるかも?