9.30
引退か。この時期のさびしい出来事。そうか原口も引退か。
2009年のドラフト6位。故障もあって育成落ちも経験。ようやく出場機会が得られた2016年には107試合に出場して打率.299、本塁打11、打点46。打てる捕手として梅野と激しく正捕手争いを繰り広げた。
やっぱりファンとしてはこの年のイメージはかなり強い。まさに彗星のようにあらわれて、打って守って大活躍だった。ブロッキングがイマイチとか肩が弱いとかいう説もあったけど別にそんなことはなくて、しっかりチームを支えてくれた。
が、やはり故障がちで腰を痛めていたのもあってなかなか固定はできず、さらに大きな病気をしたことも響いて出場機会は減っていった。代打での貢献、ファーストへのコンバートなど、本当にいろんなことを経験した苦労人がついに引退。
辞める選手に対しては、どうしても引き止めにかかってしまいがち。でも原口に関しては「お疲れ様」以外の言葉はない。ケガ、病気、復帰してからの活躍、出番がないときにも献身的にチームを支えて、下でも後輩選手に声をかけて、これ以上に何も望むものはないぐらい頑張ってくれた。きっとまた何らかの形で野球界に戻ってきてくれると信じて、気持ちよく送り出したい。でもさびしくなるなー。