1.19
キャンプスタートまで2週間弱
選手たちが各々のやり方で自主トレを行なって、シーズン開始に向けて調整中。
1人でやる選手、複数人でやる選手。
場所やメンツ、調整内容など、自主トレ方法は人それぞれ。
結果を残せている選手は前年と同じように調整するやろうけど、いいシーズンを送れなかった選手はそうはいかない。人一倍工夫する必要がある。
若手に多いのが「レベルの高い選手が集まる自主トレに同行させてもらう」というもの。
阪神では、
北條→ヤクルト山田
高橋遥人→ソフトバンク松田
板山→西武(レッズ)秋山
浜地→ソフトバンク千賀
多くは高校、大学の先輩−後輩といった繋がりがあって実現している模様。
北條は参加メンバーのヤクルト川端と、少年野球チームの先輩後輩、高橋は大学の先輩後輩。
ありがたいのは浜地。
今年の自主トレは、ソフトバンクにトレード移籍した飯田を介して実現したものらしい。トレードでの戦力的な底上げはもちろん、こうやって選手間で人脈が広がるのはありがたいね。この自主トレは巨人菅野も参加しているらしく、今後の野球人生への影響も大きいやろうな。
すごいのは板山。
え?繋がりあったの?って印象。で、実際に面識はなかったとのこと。
打撃フォームを参考にしている秋山に、志願して同行させてもらったらしい。去年は1軍での試合なかったし、危機感があるんやろうけど、この行動力はすごいな。
各球団の一流選手から知識と技術を学ぶ絶好の機会やから、最大限に活用してほしいね。
ただし、一流選手との合同自主トレを行ったという事実で満足してしまわないように気をつけてほしい。
例えるなら、受験勉強のため、参考書を買い揃えただけで安心してしまうような状態、塾に通いはじめただけで満足してしまうような状態。
要するに「おれは〇〇選手と自主トレやったから今年は大丈夫!」という気持ちになってほしくない。
自主トレの本質は「誰と」ではなく「何を、どうするか」の部分を充実させること。他の選手を参考にしながら、明確に目標を持って取り組まないと、先輩達に気を使うだけの自主トレになってしまったらもったいない。
それに、どれだけ頑張っても、やっぱり数週間の自主トレだけで技術が改善されるってことは考えづらい。学んだことを継続することが重要。
多くの選手が、今年を勝負の年だと捉えている。努力は否定しないけど、方向性だけは間違えてほしくないと思う。