1.21
メジャーリーグでは今シーズンから、いわゆる「ワンポイントリリーフ」での登板が禁止された。
具体的には、「投手は(怪我をしない限り)少なくとも3人の打者と対戦するか、イニング終了まで投げなければならない」というもの
この新ルール導入の理由はシンプル。
時間短縮。
日本では、今シーズン中の導入は見送られたけど、いままでの新ルール導入の流れからすると、数年以内に採用される可能性は高い。
コリジョンルール、リクエスト制度、申告敬遠…
どれも導入前は否定的な意見も多かった気がするけど、シーズンが始まったら案外すんなり受け入れられたなあ。
なんやかんや言うても、導入されればワンポイント禁止も慣れるの早そう。
個人的には…うーん、賛成とも反対とも言えんなあ。
ワンポイントリリーフって、ピンチの場面で打者に対して相性の良い投手が登板するような、すごく限定的な起用が基本よね。一試合で何回もそういう機会があるわけではないけど、軽視できない重要な戦術ではあると思う。
これを時間短縮という理由で禁止してもいいのか。各球団の編成とか、選手自身の選手生命にも直結しそうな案件だから、安全面を考慮したコリジョンルールとか、正確性を追求するためのリクエスト制度とは意味合いが全く違う。
単純に、メジャーリーグが導入したから日本でもやります!は何か違う気がする。
それに、時間短縮だけなら投球間隔に制限を設けたほうがよっぽど効果がありそうな…
同じ理由で導入された申告敬遠は、ほとんど時間短縮にはならなかったものの廃止されていないところを見ると、よっぽど問題がある制度でない限り一度導入したら継続するみたい。
とりあえず、今シーズンのメジャーリーグの動向を注視して、導入については今まで以上に慎重に検討してほしいな。