らしさ全開の試合

3.15

オープン戦最終日、6-4で勝利

良くも悪くも、阪神の「らしさ」全開の試合だった。

まず、前任の金本監督のころから一貫して指導しつづけてる自主性・積極性。自分で考えて前向きにプレーすることを促すスタイルで、チャレンジングなプレーなら、場合によっては結果が伴わなくてもお咎めなし。

これがしっかりと根付いたことで、特に走塁面は劇的に改善されてきた。盗塁だけではなくて、打った後の全力疾走、キャッチャーがボールを弾いたあとの進塁など、全体的に意識が高まってる。

そして守備の乱れも、残念ながらチームの現状を語るうえでは無視できない事実。練習試合、オープン戦でも怪しい守備が散見されて、昨年から大幅に改善されているようには見えない。

今年も長打力不足と守乱に悩まされながら、超積極的野球と投手力で戦い抜くことになるのかな。

今日の試合でも、2失策と課題を残しつつ、好走塁で得点。

走塁面でチーム全体がレベルアップしたのは、近本の存在が大きい。もともと俊足だったけど、本人曰く今年はスライディング技術も向上しているらしい。

4回の追加点はまさに近本の真骨頂。結果はフィルダースチョイスだったけど、彼の走力、スライディング技術がなければホームでアウトになっていたようなきわどいプレー。

3回の陽川のホームスチールも見事。あまり走るイメージがない選手も、厳しい競争のなかでレベルアップしていってるんやなあ。

陽川はバッティングも好調で、タイムリーが欲しい場面での長打あり、低めの変化球を見極めて四球を選ぶ場面あり。いい準備ができてるし、着実に良くなってる。状態がいいうちに早く開幕してほしいだろうけど、気持ちを切らさず調整を続けてほしい。

今日は小野寺、小幡も1軍デビュー。ますます競争が激化するね。悔いが残らないように、とにかくケガに気をつけて頑張ってほしい。

「らしさ全開の試合」への2件のフィードバック

  1. 今から思えば 金本監督は 皆んなにチャンスを与えて 優し過ぎだったんだろうなぁと思う。やはり 与えるチャンスでは無く 自分で遮二無二につかまなければ 駄目な世界なんだろう。三十手前になって自覚する陽川、
    ギリギリで目覚める高山 本気で自覚したらマスコミ、周りの目どうこう関係ないはず
    マジで 今年 駄目なら野球辞めると考えて行動して欲しい。

    • 高山、陽川が残念なのは、状態がいい今のタイミングで開幕出来なかったことですね。開幕スタメン狙えそうな勢いがあったのに…
      しっかり調整を続けて、好調を維持してほしいものです。

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