4.25
通常、1シーズン143試合が行われるプロ野球は、コロナの影響で125試合に縮小することが決まっている。
開幕日が遅れれば遅れるほど、消化できる試合数は少なくなる。開幕が7月以降になるようなことがあれば、よくて100試合か、90試合前後になる可能性もある。
最多勝や本塁打王、打点王が例年よりも低い数字になるのは避けられない。全選手が同じ条件でシーズンを過ごすから不公平感はないけど、前後のシーズンと比較するとタイトルの価値が下がる気がするんだよなあ。
純粋に個人成績、個人記録で考えると、巨人坂本選手の史上最年少での2000本安打はほぼ達成不可能になってしまった。彼のことだから、開幕したら必ずいい成績を残すんだろうけど、こういう個人のモチベーションにつながる記録、ファンが期待する記録が本人の実力と無関係の所で達成できなくなるのはとても残念。
ベテラン勢はさらに厳しい。福留のNPB通算2000本安打、藤川の日米通算250セーブは、試合数削減の影響が非常に痛い。それぞれ42歳と39歳、できれば今シーズン中に達成するか、少しでも数字を積み上げておきたかったはず。
ほんと、コロナの影響で良くなったことは何にもないな。でもファンのなかには、打率4割越えの首位打者や、防御率0の最優秀防御率といったとんでもない記録が生まれることを期待してる人もいるみたいで、いろんな楽しみ方があることにも気づかされた。
まずは感染拡大の防止、そして開幕。やっぱり野球が楽しみだなー。